お客様の声に売れるヒントがある〜中小企業のものづくり〜
昨年から約10ヶ月間、中小機構の「つくり手つかい手共創会議」につかい手として参加していました。
最終回の日、感謝状をいただきました。すごく嬉しい。

「つくり手つかい手共創会議」は、日本のものづくりの企業さんが開発した素材を元に、どんな製品だったら欲しくなるか?や、今作っている製品をどんな風にブラッシュアップすれば使ってみたくなるか、買いたくなるか、をつかい手(お客)が忌憚のない意見を出し、つくり手の企業さんがそれを受けて商品開発するという企画。
つかい手は私を含めてなんらかのビジネスをしていたり会社員だったりと、単にお客のわがままや勝手な意見ではなく、マーケティング目線での意見が多く、私も毎回刺激を受けました。
つくり手の企業さんにとっては、時には厳しくわがままな意見も出たと思うのですが、様々な条件や制約を乗り越え、だんだんと「買いたい」ものになっていったプロセスは素晴らしく、最後は感動でした。
それでも、まだブラッシュアップをしていこうとする姿勢にも感動しました。
写真はほんの一部ですが、他にも様々な魅力的な商品が出来上がりつつあります。(まだまだブラッシュアップ中)
都会の住宅事情に合わせた仏壇 廃棄処分になっていた猪の革を使った小物 特殊な織り機を使った新製品 和紙の機能と特徴を生かした新製品
中小企業の新規商品開発に関われたことは、お金を出しても得られない貴重な体験でした。
つかい手の意見(一例)
- 見た目は綺麗でも、使用イメージがわかないと購入しない
- 価値あるもの、ストーリーがあれば高くても購入する
- オプションやカスタマイズの提案
- 色や柄の展開
- つくり手側のアピールポイントがつかい手には響かない
つくり手の気づき(一例)
- 類似商品を教えてもらい、類似商品にはない自社製品の価値を知った
- つくり手には当たり前の機能でも、つかい手は知らない
- 商品ごとのターゲットが絞り込めた
- 試供品の使用方法で新しい発見があった
買いたくなるような魅力をどう引き出すのかはとても難しいことです。普段から「お客様に近い人」を見つけたり、どこに情報があるかを探しながら、自分の商品をブラッシュアップすることを常に考えようと思いました。
3月13日、14日にはKITTE地下1階で「みんなで共創会議」という展示会を開催します。
そこで、今回開発した新商品がずらりと展示され、販売をするらしいので、私も今からとても楽しみにしています。
会議の様子と商品のプロモーションビデオがもうすぐYouTubeで公開されるそうなので、それもまた楽しみ!(私もちょいちょい映ってます笑)
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