どんなに立派な肩書きの名刺でも目の前の人物で判断してしまう
フリーで仕事を始めた頃は、交流会やランチ会などによく参加してた。
本当はあまり得意じゃないんだけど、「人脈を広げる」ためには交流会もランチ会も必要だと、その頃は本気で思ってたから。
今はそんなこと思ってない。人脈っていうのは交流会やランチ会だけで広げるものじゃないってわかったからね。そういうのは人脈って言わないのかもしれないね。上っ面の「知り合い」を増やすだけなのかも。
今でも時々遭遇するけど、交流会やランチ会で、印象の良くない人と出会うことがある。こういう人と一緒にビジネスしたくないなあ、という残念な人。
交流会は獲物を見つけるところではない
わたしは、交流会で名刺交換するときは、必ず相手に興味を持って質問するようにしている。
「どのようなお仕事をされているんですか?」とか、「◯◯県で活動なさっているんですね」とか。正しい名刺交換の方法かどうかわからないけれど、わたしはそうしてる。
そうすると、相手は自分の仕事を一通り話してくれた後に、わたしのことを聞いてくれる。それが名刺交換のコミュニケーションであり、交流だと思っているのだが。
でも、今まで「何この人?」と思う人が2パターンいた。
① 名刺交換して、わたしの名刺を一瞥しただけで名刺入れにしまい、自分の話しを満足するまで話して去るパターン。
② 名刺交換して、わたしの名刺は手に持ったまま、自分の話しをしながらも次の獲物を狙っているのか、落ち着かない様子で次の自分の名刺を取り出しつつ去るパターン。
①は女性に多い気がする。②は男性に多い気がする。
覚えているのは、「10年以上会社を経営してきた」女性でもちろん法人。女性向けBtoCの事業を新しく始めるらしく、押し売り営業みたいな話しっぷりだったので困った。恐らく、今までBtoBの商売をしていて、C向けは初めてなのかも。それ以前の問題だけど。
もう一人は、立派な企業に長年お勤めされた後、マナー系の仕事で起業された方だった。この方も、わたしの名刺を一瞬見ただけでどなたかの名刺の下に入れられてしまった(笑)7年、8年もマナー研修をされているらしいけど、紺屋の白袴ってやつかしら。
教訓。どんな場面でも、自分のビジネスにマイナスになるような態度になってないか、気をつけるべしww
交流の場を選んでいいと思う
こんな偉そうなこと書いてていいのかと思うけれど、すべて自分への教訓である。
自分の姿は自分ではわからない。上記のような人は、きっと焦っているんだろうなと思うけれど、わたしだって余裕があるわけではない。他人から「がんばっちゃってる人」と思われてるかもしれない。
だからこそ、「人の振り見て我が振り直せ」というものなのだ。
そもそも、人脈というのは焦って広げるものではないし、広げれば良いってものでもない。それに、交流会だランチ会だといろんなところに闇雲に顔を出すものでもない。
自分はどんな風に成長していきたいのか?自分のビジネスをどう発展させたいのか?
そういう視点で交流する場を選ぶのも大切なのである。というのは、散々痛い目にあった今だから言えること。
自分にとって、まだ敷居が高いかもしれないけれど、チャレンジする場もあって良いと思う。ただ、どんな場であろうとも必要以上に自分を大きく見せる必要もないし、反対に萎縮し過ぎる必要もない。
謙虚に誠実に、ありのままの自分で交流させていただけば良いのではないだろうか。
そして、「交流」なんだから、相手の話しもちゃんと聞く。当たり前のコミュニケーションスキル。
「もち月さんと出会えて良かった」そう思っていただけるような人間になりたいものだ。
ブログを書いてる人

- ウェブコンサルタント/ウェブ解析士
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東京生まれ下町育ち。
経営者の「ウェブが苦手」「よくわからない」を解決するウェブコンサルタント。専門用語を使わずにウェブマーケティングを伝え成果につなげます。社会にとって価値のある製品やサービスを世の中にもっと知ってもらいましょう。
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