お直しは最高の贅沢である

友だちの旦那様は経営者なのだが、とてもとても素敵な男性なのである。そして、こだわりのあるおしゃれな方でもある。

どんなこだわりを持っているかと言うと、テニスやゴルフで着るウェアの着丈までもお直しするというこだわり用。履いた靴は毎日陰干し、出張から帰ったと同時にスーツケースの中のスーツを陰干し。もちろん、毎日のスーツも大事にクローゼットへ。

友だちは専業主婦であるが、あまり手を出さないと言う。そのこだわりようと几帳面ぶりには辟易しているらしいが、真のおしゃれというのはこういう人のことを言うのかもしれない。

 

スポーツウェアの着丈まで直すんだって、と旦那に話したところ『オレも直したい服がある』というので、お直し屋さんを紹介してもらった。ちょうど1年前くらい。

初めて直しに出したのは英國屋のカシミア100%コート。英國屋!!まだまだ敷居が高いでございますが、この英國屋で仕立てたカシミアコートをご縁の深い方から譲り受けたのだが、恰幅の良い元持ち主とは体型が違いぎてサイズが合わない。

せっかくいただいた素晴らしいものはありがたく受け取り、きちんと着ることで感謝の気持ちを表せるというもの。

 

 

 

右側がお直ししてくれる方。(今も名前わかんない汗)

 

恐らく、昔は自分のお店か老舗のテーラーメイドショップでお仕事されていたのではないだろうか?いつも、ご自分で仕立てたであろうベストをお召しになっている。

お店は駅から遠い遠い。しかも、住宅街の中なのでわかりにくい場所にある。にもかかわらず、土日はお客さまが入れ替わり立ち替わりやって来るので驚く。客層は幅広い。40歳〜80歳くらいの男女。そう男性一人でもやってくるのである。素晴らしい。

 

 

東京の外れの住宅街の中、なかなか味のあるシンプルな店構え。

 

カシミアコートを直しにいって以来、お気に入りのシャツの袖丈、ちょっと変わったパンツの裾直しなど、主に旦那が通っている。

仕上がりはもちろん丁寧で、しかも正統派である。『こうなってるのが普通』という専門家の視点で、いい年のオジさん(旦那)が、人前で恥ずかしくないように装うことを前提にお直ししてくれるのだ。

この記事『40歳を過ぎたら自分の好きな服を着てはいけない件』と関係している

いつか来ていた80歳くらいのおばあさんも、『このパンツのシルエットが古いから今風に』と、こちらから見ると何の変哲もない普通のパンツだが、シルエットが古いと感じてオーダーする。素敵だーー!!

 

もうひとつ、わが家が気に入っているお直し屋さんがある。それは靴のお直し屋さんだ。

ちょっとモデルの栗原類に似ているとわたしは思っているのだが(家族は思ってない)、それはさておき靴のことにほんっとーに詳しい。詳し過ぎていつもちょっと話しが長くなるほど、靴らぶ♡なお方。

 

 

この靴の修理屋さんは、家まで来てくれて、直したい靴を一足ずつ丁寧に、どこをどう直すか、どういうパーツが最適でどう使うか、どれくらいもつか、など本当に細かく教えてくれる。

気に入っている靴はなるべく長く履きたいという旦那にこれまたピッタリのお直し屋さん。いや、この修理屋さんはわたしが先にネットで見つけたんだよ、ヒールを直したくて。

昨年の冬は、ブーツの丈まで直してくれたもん。こちらのリクエストにほぼ応えてくれるから好き!

 

今はファストファッションもあるし、直すより買った方が早い。だけど、こうして服や靴を直して使うというのは、なんて心が豊かになるんだろうか。豊かな暮らしってこういうことではなかろうか、本当の贅沢ってこういうことなんじゃないの?とアラフィフになってやっと気づいた今日この頃。

服のお直し屋さんも靴の修理屋さんも長〜く続けてほしい!!

 

*ブログに掲載許可を取っておりませんので(写真出しちゃってるww)お店の名前は伏せておきます。秘密にしたい根性もあり(笑)ご了承くださいませ<(_ _)>