キャリアのない専業主婦がコンサルタントになれるワケ

 

先日、『キャリア研究会』という働く女性のコミュニティ主催のセミナーで、『キャリアのない専業主婦でもコンサルタントになれるワケ』というタイトルでお話させていただいた。

 

キャリア研究会③

 

当日のレポートをまとめてくださっているので、できればこちらを読んでからこの記事に戻ってきてくださるとありがたいです。

キャリア研究会活動レポート

 

なんだかとても素晴らしいレポートで恐縮なのである。

わたしは大学は出ていない(専門学校卒)し、正社員として働いたのも6年間、派遣社員を合わせても9年間ほどしか会社勤めをしていない。

フリーで仕事をするようになって6年目だが、専業主婦歴は15年。そんなわたしが、長く会社にお勤めの女性や起業して自立されている女性の前で伝えられるのは、わたしの経験から得たものくらい。

 

そういえば、セミナーでは言わなかったけど、会社員時代のわたしは働く意欲があまりなかった気がする。

わたしが最初に就職した会社を退職した理由は、上のレポートにもあるように『配属されたセクションで、どんなに頑張っても正当に評価されなかった』であるが、今のわたしから見ればこんな理由『あまい』と思う。

確かに、今思い出しても理不尽だなあと思うことは多々あったものの、評価されなかったら評価されるようにもっと努力すべきであった。

まあ、若いときから働く意欲がなかったわたしがなぜ今、51にもなるのにこんなことしてるんだろうね?人はどんどん変わるものなんだな。

わたし自身の振り返りの意味を込めて、セミナーで話さなかったことを中心に書いておこうと思う。

 

起業に必要なのは『庶民の常識』

さて、セミナーで最初に申し上げた言葉は『コンサルタントは誰でもなれる』であった。

起業家をターゲットにしたコンサルタントは実際うじゃうじゃいるわけで、特に資格も必要ないので『わたしコンサルタントです』と言えば、コンサルタントなんである。

 

昨今の起業ブーム。わたしは自分のことを起業家と呼ぶのに違和感があるのだが、便宜上起業家ということにして当日は話しを進めた。

起業に大切なのは何か?キャリア?

参加の皆さんに問いかけてみたところ、『熱意』や『仕組み』などの声が上がった。もちろんそれも大切なもの。

わたしは、起業に大切なのは『一般人の常識と感覚』であるとお伝えした。普通の、一般的な、主婦の、庶民の『常識と感覚』である。起業家としての、ではない。

 

キャリア研究会②

 

起業家の世界にはあまりにもいろんな人が多過ぎて、判断に困ることも多い。

何か怪しい。仕事だったらここはイエスなのか?いやいや、普通だったらノーでしょう。いや待てよ、ここでノーを言ったら次につながらないのか、、、もやもやもやもや。。。

というシチュエーションは多々あるのだが、ここで大切なのが『一般人の常識と感覚』なのである。

 

セミナーでは、この後『女性起業家あるある』と題して、15個ほど女性起業家が陥りやすいことを紹介した。ほとんどが過去のわたしなのだが、これはウケたようでホッとした。

ネット上に載せるのは勇気がないので(笑)ここでは非公開としたい。

 

『一般人の常識と感覚』をウッカリ忘れてしまうといろんな大変なことに巻き込まれたり、大損したり、騙されたりしてしまう。そういう人たちをたくさん見てきたし、わたしも騙されそうになったこともある。

ホント、即決したり自分だけで決めないで誰かに相談してから決めた方が良い。

 

『好きなこと』で利益は出るか?

そもそも起業に『女性』がつくからややこしい人が出て来るのではないかと思ったりもする。『ママ』とか『プチ』が付くこともある。

◯◯起業の定義はよくわからないけれど、多様な働き方は少子高齢化を考えればこれからの時代に必要なのは確かである。

しかし、プチ起業、ママ起業という言葉は、周りから趣味と思われたり本気度低いと思われる可能性がある。

もし『女性』『ママ』『プチ』という言葉に甘んじているのであれば、それは良くない。すぐやめてもいい状況を本人が作り出していることになってしまう。

 

セミナーでは話さなかったが、好きで始めたカラーセラピストは『プチ起業』という意識だった。

実は『プチ』でとどまっておく方が良いのではないか、という気がしていたのであった。まあ、それでもウェブのことを勉強したりはしたのだが。

 

なぜ『プチ起業』にとどまろうと思っていたかというと、『このカラーセラピーは儲からないビジネスではないのか?』という一抹の不安があったから。(有名なシステムだけど)

それがどういう仕組みなのか改めてよく調べてみたら、『こりゃ利益出すの超大変!つーか出せないかも』とわかった。なので、別のシステムにシフトしたのだが、気持ち的に冷めていたのでカラーセラピーのプチ起業は休止とした。

自分の好きなことややりたいことが、ちゃんとビジネスとして利益が出るのか?ここは予めちゃんと確かめた方が良い。

 

その後、同じ悩み解決でもセラピーではなくウェブのコンサルタントで再出発し、その後もいろんなことがあってゼロからの再スタート。気持ちは『フリーランス』。ま、名称なんてなんでも良いのだけど。

でも、コンサルタントってなんか胡散臭い(笑)

胡散臭い気がするのは、それまでも偽コンサルタントに遭遇していたからなんだけど、だから一線を画すためにはちゃんとしたビジネスモデルを考えなければならない。なにかいい方法はないのか?。どうすれば良い?

自分のことはなかなか答えが出ない。

 

メンターは絶対必要

そんな時のメンターの存在は大きい。

相談ごとは、なるべく起業に関係ない人物にすることにしている。同じような立場の女性にはほとんど相談しない。

時には仲間と愚痴るのも健全で良いと思う(外に漏らさなければね)。ただあまり建設的ではないので程々にする。ガチな相談はメンターに限る。信頼できる第三者であれば男女問わず。

 

メンターとは利害関係がないので、基本、厳しいことばかり言ってくださる。ダメ出しされることも多々。でも、このダメ出しがあるからこそ、また成長させてもらえるのだ。

友だちの『素敵!』『いいじゃん!』『やりなよー』というのは鵜呑みにしてはいけない。それは、エールを送ってくれているとありがたく受け取っておくものである。

 

自分が輝きたいから始まってもいい

講座でも言いましたけどね、起業のスタートは『自己実現』でも良いと思う。

マズローの5段階欲求の逆説みたいな感じ。

自分→家族や友人→社会 と、少しずつ周囲に認められていく。認められると人間だれでも嬉しいし、そこでモチベーションも上がる。

でも、そこにとどまっていてはただの自己満足。当然、自己満足にだれもお金は払わない。

 

自己を満たした後は、社会に貢献することを考えなければ一人前の起業家とは言えないのでは?どうしたら今の仕事で社会貢献できるのかは、わたしもまだ答えが出ていない。

 

そして、起業する上で『どんな働き方をしたいか?』から始まるのであれば、まだジブンゴト。

それが徐々に、『誰の役に立ちたいか?』と考えられるようになったら、もう一段上のステージに上がれるんだと思う。これは起業しているかどうか関係ないかも。いつもそう考えられるようになったら、人間としてステージが上がる気がする。

 

専業主婦も立派なキャリア

最後に、専業主婦で堂々と生きるということも価値があるとここで言っておきたい。

何かしたい、でもお金儲けのためじゃないというなら、起業ではなくサークル活動で十分だと思う。あ、そういえば専業主婦の時にテニスサークル作ってコーチ呼んで試合に出てたこと思い出した。

 

ほらね、専業主婦だってやろうと思えばいろんな経験できる。どんな状況であっても起業に役立つ経験たくさんしてる。なんたって主婦ほどマルチタスクの人間はいないんだから。

たまに専業主婦を3食昼寝付き(←死語か)と思って甘く見ている女性もいるようだけど、『3食』は自分で作るのよww 無給&無休で働いていてお礼も言われないんだから専業主婦って神よ。

 

専業主婦はお金を生み出さないかもしれないけれど、経済を回しているうちの一人であることは確かなのだ。案外市場をよく知っているのは財布のひもを握っている主婦なんだし。

主婦が起業するなら主婦感覚は残しておくことも大切。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました<(_ _)>