大草直子さんの新しいスタイルブックのAmazonレビューについての勝手な考察

大草直子のSTYLING&IDEA 10年後も使える「おしゃれの結論」

 

私は大草直子さんが好きだ。特にコーディネートが大好きというわけではないのだが(もちろん素敵だけど)。

数年前、なんとなく応募したトークイベントに当選し、大草さんと直にお会いしたことがある。お会いしたと言っても、参加者の一人としてだけど。

雑誌では何度か見たことはあるけれど実物は初めての大草さんの第一印象は、本当に自然体の方だった。

働く女性、母、妻としての日常を感じさせ、それなのに生活臭はない。ファッション業界に長くいるのに「普通の感覚」をお持ちという印象。

そんな大草さんの新しいスタイルブック、アマゾンのレビューを見るとわかるが総合的にあまり良くない。

レビュー真っ二つ。

しかも、それぞれのレビューはだいたい似たような内容なのが面白い。肯定的レビューと否定的レビューの一部を比較してみる。

肯定的レビュー(抜粋)

理論派スタイリストのリッチな展開
個人的には、とても楽しかったです。特に大草さんのようにある道で成功された方の場合、その「変化」を良しとするのか、否とするのかで、評価はとても違ってきます。
大草さんのブレない軸は、「何」を着るのかではなく、「どう」着るのか、という問題に深く切り込んでいるという点です。
リッチなコーディネイトの量は、彼女の引き出しの多さであり、様々なテイストを好む読者への配慮でしょう。すべてではなく、その中から自分にひっかかるものを参考にできるかな、と思います。

否定的レビュー(抜粋)

それで結論は何ですか?
まずは、読んで記憶に残らないというのが感想。何が言いたいのか、何が主題なのか説得力がない。
初期の頃の書籍に、グレーのパンツさえあれば乗り切れます、という様な文章があり、庶民の味方かと思っていたのですが、どんどん私達とかけ離れていく様に思います。
大草さんの履いている靴一足分が、世の中の家族の1ヶ月分の食費ぐらいだったりするわけです。違和感があります。
最近の書籍で言えば、スタイリストの杉山律子さんは、色数を絞る事が結論。エディターの三尋木奈保さんは、服の形や素材を限定した事が結論。スタイリストの福田麻琴さんは、体型に合わせた形の服を選ぶ事が結論。スタイリストの山本あきこさんは、プチプラを駆使しておしゃれを楽しめる事が結論。では、大草さんの結論は?

 

肯定的な人は「なぜ否定するのかわからない」と言うし、否定的な人は「大好きな大草直子さんが変わってしまった」と言う。

いやいや、待ってちょうだい。

大草直子さんの「スタイル」

って、変わっちゃいけないんだろうか?スタイリストの考え方は、ずっと同じじゃなきゃいけないんだろうか?

それは無理ってもんだよ。だって人は変わるものなんだから。いろんなことに影響を受けて常に変化するもの。自分だってそう。

それに、他のスタイリストと比べても意味がない。

ファッションの結論は他人に出してもらうものではない

人気スタイリストには必ず熱烈なファンがいる。そのスタイリストから影響を受けているファンもいるだろう。

そりゃあ高価なものばかり買い揃えられない人の方が多い。私だってそうだ。でも。たとえ掲載しているアイテムが一般的に高価なものだろうと、それを丸っと真似しろというメッセージは出してない。

どれもシンプルだから違うブランドやメーカーで探せばあるだろう。ハイブランドのエッセンスを取り入れて、自分に近づけていけばいいではないか。

服が多いという指摘もあったけど、そりゃスタイリストだもの当たり前。経費で買ってるのよ。小さいクローゼットに数着しかないミニマリストより、服が好きなスタイリストの方がいいじゃん。

私たち庶民はプロの提案を参考にして、結論は自分で出すのよ。そうしなければいつまでも「自分のスタイル」が持てない。

でも私は、アイテム別、シーン別にきちんと結論が出ている思ったけどね。まあ、見方は人それぞれ。たとえ著者が「こんな風に見てほしい」と思ったって、読者はその通りに見てくれないもの。

この手の本はビジネス。人気スタイリストが持っている物として掲載すれば、買う人は必ずいる。

大草直子のSTYLING&IDEA 10年後も使える「おしゃれの結論」

ブログを書いてる人

もち月りえ
もち月りえウェブ集客コンサルタント。フリーランス。
内も外も「おしゃれ心」は大事。自分の可能性を広げることができるのがファッションであるというのが持論。
ピンタレストで心に響くものを集めるのを日課としている。月間閲覧数7.2k