ファッションがビジネスマインドを育てる!?政近準子氏著書を読んで

自分磨きより、靴磨け!

と、本の帯に書いてあります。ページをめくる前からなんだか挑発的です。

直感的に、『服と書いてあるが一般的なおしゃれファッションのことは書いてない。』そう感じましたがその通りでした。

著者の政近準子氏は日本で初めて『パーソナルスタイリスト』という言葉を使い、一般人向けのファッションスタイリストとしての職業をこの世に初めて生み出した方。

そんな方の本なのに、コーディネートやファッションアイテムを紹介する写真は皆無。この本にあるのは、自分の『在り方』を服を通して確立していくことについて書かれています。

ファッション本ではなく自己啓発本に近いかもしれませんが、ありがちな抽象的な表現は一切なく、なんというか読んでいて清々しいのです。

 

自己満足型ファッションではなく、社会と調和することを意識したソーシャルファッションとでも言いましょうか。上辺だけ素敵になるようなファションではなく、生き方そのもの。

心に響いたページを折っていたら、折り目だらけになってしまったほど。様々な言葉が心にグサグサ刺さりましたのでちょこっと紹介します。

 

ファッションもソーシャル(社会性)を

この本の中で、政近準子氏のファッションに対する考え方がよくわかる箇所があります。(P.30)

「子どもの入学式に何を着て行けばいいですか?」と聞かれることが多々あります。私は「優先順位は、1・子ども、2・桜です。」と答えるのですが、とても驚かれます。

 

『何を着ていけば良いか』こういう悩みはよくありますよね。他の人は何を着てくるか、自分だけ浮いてたらどうしよう、でも少しくらい目立ちたいわ・・・なんてね。

入学式に『桜』を意識する。なんて粋な服の選び方なんでしょうか!感動すらします。だって、風景を意識して服を選んだことありますか?

わたしは、ありませんでした。

今までは、せいぜい季節感を損ねない色やデザインを考える程度。それに、自分が着たい服を選んでいたように思います。

これ、ビジネスシーンだったらどうなるでしょうね?

『誰が主役なのか?』『誰を立てるべきか、または誰に合わせるか』というようなことは、常識がある人なら当然やってきていると思います。

でも、もう少し深く『その人の背景』『ストーリー』までを考えたコーディネートをすることで、主役を引き立てることができると。

 

このことを知ってから、服の選び方を変えました。
まず、お客さまとお会いする日は、お客さまがよく着ている色と合う色の服を選ぶようになりました。色がわからないときは、いつも着ている服のテイストや雰囲気が合うように、というのを意識するようになりました。

相手を思って服を選ぶという行為は、客観的視点を養えるなと感じます。その日自分が着たい服ではなく、その日に会う相手やシチュエーションを優先すると、気が引き締まる感じがします。

ファッションというと自分にフォーカスしてしまいがちだけど、『ソーシャル(社会性)』は、ファッションの大事なコンセプトなんですね。

 

ブランディングと言いつつ『みんなと同じ』を選ぶ傾向

目立ちたいのに無難なファッションをしている人が多いということも書かれていました。(P.106)

そういえば、女性の講師の人に多い白いジャケット。ウエストがきゅっと絞ってある短め丈のアレ、よく見ます。ビジネスシーンでジャケットは必要なのはわかるけど、白いジャケット率が高いと感じるのはわたしだけかなあ?

白いジャケットに限らずだけど、『何を選んで良いかわからない、みんなが選んでいるからコレにしよう。』という理由で選択していると、『自分』がないからブランディングにならないですよね。

 

SNSでの発信についても書かれていましたが(P.54)、『人とは違う何か』を発信できないと次世代を戦えないと。

わたしは何につけ『バランス』を意識しているのですが、なんでも『外出先の素敵なこと』ばかり投稿する人よりも『家の中の日常のこと』も同じように投稿する人のほうに魅力を感じます。

みんな素敵なレストランのランチは投稿するけれど、いつもより美味しくできた肉じゃがは投稿しないじゃないですかー笑 人間臭さって時には大事だよね、って思うんだけどな。

その他大勢の白いジャケットや素敵なランチから抜け出すためには、みんながやってないことをしたり、それをする覚悟は必要なんだなあと納得でした。

 

本物は粛々と仕事をする

ファッションというと『外見』のことと考えてしまいがちだけど、本当は自分の内面のことなんだとこの本を読んで再確認。

一見華やかな世界に見える業界は裏ではとても地味。起業という言葉がメジャーになった昨今、だれでも専門家のように語れる時代になったからこそ、本物を知っていることが価値になる。そうでなければならないと思います。

本物かどうかは資格があるか無いかではなく、自分がどんな経験をしてきてそこで何を学んだのか?その学びを元に、お金をいただく価値をいかに創造するかです。

 

自分磨きより、靴磨け!の意味は読後に腹に落ちました。自分磨きする時間があったら目の前のことを粛々とするだけです。

ブログを書いてる人

もち月りえ
もち月りえウェブ&ブランディングコンサルタント。フリーランス。
ウェブが苦手な小規模事業者、経営者にウェブ集客の本質を伝え、ブランディングに繋がる発信をサポートしている。戦略的な外見ブランディングのため「装力」を勉強中。
趣味はテニスとゴルフとピンタレスト。最近は大人のピアノに挑戦中。
ウェブ集客のブログ:https://salonese-kigyo.com/

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